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ハンコックタイヤ、クラウドHPCプラットフォーム企業「Rescale」と提携してデジタル変革を推進
▹クラウドHPCプラットフォームを採用し、デジタルツイン構築が加速すると期待されます。
▹運営効率を向上するためシミュレーションソフトウェアを開発
▹デジタルトランスフォーメーションの技術革新を通して未来の自動車市場をリードします。
ハンコックタイヤがクラウドHPC(High Performance Computing、高性能コンピューティング)のプラットフォーム企業「Rescale(リスケール)」と提携し、デジタル変革を推進します。
クラウドHPCプラットフォームは、自動車業界の研究開発において重要であるR&D段階のエンジニアリングシミュレーション研究などに活用できる大規模なコンピューティングリソースです。HPCプラットフォームを利用することでタイヤ開発のため複雑なタイヤの構造と特性をデータ化したシミュレーションが可能になり、安定性を高めるのに寄与しています。
世界的に有名なタイヤメーカーは汎用的なシミュレーションソフトウェアを使用する代わりに、独自のシミュレーションソフトウェアプログラムを開発します。ハンコックタイヤも同様に約10年前から、韓国タイヤメーカーで初めて独自のタイヤ解析・シミュレーションソフトウェアを開発して使用しています。
当社はRescaleとパートナーシップを通じて、クラウドHPCプラットフォーム内にデジタルツインを構築し、仮想空間上でリアルを再現したシミュレーションを行うなど、運営効率向上が期待されています。
デジタルツイン技術は、実際に存在するものやシステムなどを仮想空間で再現し、プロトタイプを構成する技術です。電気自動車や自動運転(AI)技術などの研究開発を促進するためには、デジタルツインシステムを使用したシミュレーションが重要な役割を果たします。
自動車業界はCASE(connected, autonomous, shared, electrification)と呼ばれる4つの分野を中心としたモビリティの革新を推進しています。ハンコックタイヤは、Rescaleとの連携によりデジタル変革を強化し、電気自動車、自動運転を含む未来の持続可能なモビリティ市場のリードのためタイヤ技術を開発する計画です。
Rescaleは、企業が企業システムやクラウドを通じてHPCインフラを実行し、コンピュータで設計ソフトウェアを使用できるようにサポートを提供しています。Rescaleはグローバル上位10社の自動車メーカーのうち7社を含む多くの自動車・航空宇宙メーカーにソリューションを提供し、世界のR&Dデジタル変革をリードしています。